2006.5 〜こうしてプライドが形成されていく〜
" 今日は運動会があった。リレーはダントツ一位! (2006.5.21) "
5月は運動会の季節。
応援団による迫力のあるエール、
毎年どこかの学年が踊るソーラン節、
男子勢がイケメンに見える騎馬戦、
家のカラーが溢れ出るお弁当。
各々が活躍し、新たな思い出を作るビックイベント、それが運動会。
私の中で最も心踊る種目はリレーだった。
ひいおじいちゃんの代からリレーの選手という脳みそ筋肉の家系に育っており、
おじいちゃん、おばあちゃんはもちろん、父、母、兄、従兄弟までもリレーの選手。
私も小学校3〜6年生までは僭越ながらリレーの選手を務めていた。
(1、2年生はデブだったが故に、かけっことは縁のない生活を送っていた)
今回はリレーの醍醐味について振り返ろうと思う。
①選考会
リレーの醍醐味は、選考会から既に始まっている。自己推薦、他者推薦でエントリーした後、実際にタイムを計りトーナメント戦で決める。
勇気をもって自ら手をあげるもよし、誰か推薦してくれないか期待するもよし、いずれにせよ緊張する瞬間である。
そして、うちの学校では1番速い人と1番遅い人、2番目に速い人と2番目に遅い人、という組み合わせで走って決めていた。1番同士だとゴールするまでに半周以上差がつくこともあり、今考えると弱肉強食な選考会であった。
②昼練
こうして選ばれた選手達は、昼休みを使って練習をする。給食をなる早で食べ、グラウンドへ颯爽と向かうのである。
スタートダッシュや、バトン渡しの練習に加え、他の組の選手達とのお喋りも新鮮で楽しかった。
しかしここでの醍醐味は、友達に昼休みのドッチボールに誘われても、「あ、ごめんリレーの練習あるからまた今度!」と言うことである。嫌な小学生の代表みたいな奴だったと思う。
③筆箱に眠り続けるハチマキ
リレーの選手だけが手にすることのできるハチマキ。このハチマキを持っていることがステータスであり、控えめに自慢するために筆箱の中にしまっておくのがお決まりだった。
運動会後も約1年は筆箱に入れておくことにより、長期的なマウンティングを図る。ただ私は万年白組だったために、半年足らずでその真っ白なハチマキは布切れとなるのであった。
上記の通り、リレーとは本番より、それに付随する諸々が楽しいものである。
このようにチヤホヤされて育った子供は自ずとプライドが高くなっても仕方ないとすら思えてくる。
ただ過去の栄光を引きずったまま、親子リレーで本気をだし、アキレス腱をやられる父親になるのだけは避けてほしい。
子供に一生冷たい目で見られる未来が待っているからである。
皆さんは運動会は好きでしたか?
今の運動会は平等性も大事にするから、種目とか変わってるのかな〜
to be continued...